- やぎらぼ
音楽の基礎?
うたつぼの目指すところは、音楽基礎力の向上ですが。
そもそも、音楽の基礎ってなんでしょう???となるわけです。
なんかとても「特別なこと」と身構えてしまうところもあるかも。
身近な例だと、「国語」ということになりましょうか。
今、この文章を読んで理解できるのも、子供の頃からの環境、学校の授業で培った基礎力が大いに生きています。
推理小説を読んでドキドキワクワクできるのも。
興味のある分野の文献や参考資料を読んで、ご自分の見識を広めたり深めたりできるのも。
そういう基礎があってこそ。
大人の場合。
「音楽」も、日常や、学校での授業を通じて、いろいろな基礎を習得しているはずなのですが。いざ、聴いて楽しむ側から、演奏する側に回ろうと思った時、ご自分の能力をうまく「生かす」ことができないという事態に陥るのだと思います。
まずは、基礎があることに気付くこと。
気づいたら、生かすコツをつかむこと。
が、大人の音楽基礎力向上のポイントになるかと思います。
「音楽の基礎」はよく「ソルフェージュ」と呼ばれる分野ではあるのですが。
やぎらぼで探究しているのは「Musicianship」と称される、ソルフェージュも包括する、総合的な音楽基礎力の育成です。
ベースとなるのは、ハンガリーの音楽教育理念「コダーイ・コンセプト」の下で行われる「Musicianship」(ソルフェージュ+音楽理論等を組み合わせた)トレーニング。
「フォルマシオン・ミュジカル」というフランスの学習法も参考にしながら、更に、学ばれる皆さんの音楽背景や人生の年輪(笑)も生かして、より身近な方法、教材を用いて、 ほどほどにバランスの取れた音楽基礎力の向上を目指します。
...と書くと、なんか小難しいんですよね。
要は。
書き方の練習や、音読、黙読の練習にとどまらず、種々のお話を通じ、登場人物の気持ちになったり、背景をつかんだりして、ウキウキワクワクを重ねながら母国語を学んでいくように。音楽でも、読み書きにとどまらず、ウキウキワクワクの音楽体験を重ねながら、音楽の持つ魅力や美しさも含めて学んでいきましょー、ということです。
うたつぼは。
ご自分が翼を持っていることを知り、使い方を学んで、あとは自由に、好きなところへ飛んでっちゃってください。という、クラスです(笑)。